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07日 5月 2016

「戦略会計STRAC」実践活用法(その3)

(3)戦略会計STRACの学習効果(その1)

 1.損益分岐点の考え方が誰にでも簡単にわかります

   財務会計・管理会計の多くの本で損益分岐点の公式を

   損益分岐点(売上高)=固定費/(1-変動費/売上高)=固定費/限界利益率

   と説明しています。

   戦略会計STRACでは図解変動損益計算書から、

   損益分岐点とは粗利高(mPQ)に対する固定費(F)の割合であることがわかります。

   損益分岐点(売上高)=F/m(F/mPQの両辺にPQを掛けるとPQ=F/m)

   損益分岐点(比率)=f/m(F/mPQの上下をPQで割るとf/m)

   ※ f=固定比率(F/PQ) m=粗利益率(mPQ/PQ)

   よって、損益分岐点売上高はF/m、損益分岐点比率はf/mと覚えれば良いのです。

   このmPQとFとの対比パターンは次の3つしかありません。

    ① mPQ>F ---> G>0(黒字企業)

    ② mPQ=F ---> G=0(損益分岐点企業)

    ③ mPQ<F ---> G<0(赤字企業)

   企業経営の目的は、投資した固定費(F)以上に粗利高(mPQ)を、いかに大きく回収するかを考え実現することになります。

 

 2.経営戦略・戦術の考え方に幅が広がります

   企業経営の目的が経常利益(G)をより大きくすることになるので、

   経営者の多くは「売上高を上げろ」、「経費を下げろ」と唱えます。

   戦略会計STRACの要素法を理解すれば、mPQ-F=GからGを上げるために

   ・mPQを上げてGを大きくするか

   ・Fを下げてGを大きくするか

   を考えます。

   次に、PQ-vPQ=mPQからmPQを上げるために

   ・PQを上げてmPQを上げるか

   ・vPQを下げてmPQを上げるか

   さらに、PQ=P×QからPQを上げるために

   ・Pを上げてPQを上げるか

   ・Qを上げてPQを上げるか

   ・Pを下げてQを大幅に上げてPQを上げるか

   このように経営戦略・戦術の考え方に幅が広がります。

 

   経営者から「売上高を上げろ」と指示を受けた社員は、

   経営者に対して「売価(P)を上げて売上高を上げるのか」あるいは

   「売上数量(Q)を上げて売上高を上げるのか」を確かめなくてはいけません。

   どちらを選ぶのかにより、経営戦略・戦術が大きく異なってくるからです。

 

   経済状況や自社の経営状態・経営資源等を考えながら、経営戦略・戦術を考えるとが重要になります。

 

 (その4につづく)

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コメント: 1
  • #1

    Teofila Needleman (金曜日, 03 2月 2017 02:03)


    This is a good tip especially to those fresh to the blogosphere. Short but very precise information� Thank you for sharing this one. A must read article!

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